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シンプルな文字盤 細い針 薄さが魅力の手軽な手巻き時計
おそらく1974年の製品ではないかと思います。クオーツが出始めて(1962年12月，クオーツ アストロン、日差±0.2秒、月差±5秒がセイコーから販売された)，汎用の機械式の時計が消え去る直前の薄型手巻きのドレスウオッチです。直径33 mm, 厚み7mm と，かなりの薄型です。風防はプラスチック（無傷）なので硬度がなく傷が付きやすいでしが，そのかわり浅い傷ならコンパウンドで磨けば簡単に分からなくなります。夏場は，汗がケース内に浸透して来て風防が曇ることがあります。日差も＋30秒ぐらいと問題ありません。休日のカジュアルな服装に重いビジネス時計ではなくて，こんな軽い機械式の時計が似合うのでは。
シャリオという時計のシリーズ名には，手巻きのものとクオーツのものがあります。面白いことに，同じケースが使われています。機械式からクオーツに移行するちょうど端境期に用いられたシリーズ名です。このシリーズの時計には，スッキリしたデザインの優れてものがあります。高級品ではないので，集め易いのも魅力の一つです。
specifications
- Movement: 2220-0300, ハイビート24石，手巻
- Case Material: ステンレス
- Size: 33mm x 7 mm
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